日本の家庭ではソファーが夫婦の愛情表現の場とはなりにくいにしても、寝っころがれる場所としてのソファーの機能は無視しがたい。いつもそこに寝てばかりいるというわけではないにしても、居間でお酒を飲んでいたり、テレビの深夜番組を見つづけていたりする時に、気分しだいでヒョイと寝っころがれるという状況は、椅子、テーブルを使う生活を前提にする限り、ソファーなしにはあり得ないものだ。畳の上で生活していた時代には、日本人はすぐに寝っころがることができた。
(参考サイト)
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ソファーがなければ、ぼくたち日本人は畳の上に寝そべるのに慣れているだけに、カーペットやフローリングの床の上に寝そべってしまいがちだ。これを日常的にやるといかにもだらしがないし、カーペットやフローリングの感触は畳に劣る。また、床すれすれからの視野に椅子やテーブルがそびえ立っているのも良い気分ではない。こういうふうに考えてくると、ソファーは畳の生活から椅子、テーブルの生活に移行した日本人にとっては、欧米人以上に必要な「住まいの大道具」ではないかとも思えてくる。
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